成形工程
捏ね工程をおえた原料は、線香状の形に整えるため、成形工程へ移ります。原料を押出機と呼ばれる機械に投入して、上から圧力をかけてプレスしていくと、機械の下に空いている穴を通っておなじみの形に成形されて出てきます。それを板の上に取って上下の長さをカットして整えていきます。
この状態はまだ生の状態ですので、この後乾燥工程を経てお線香、お香が出来上がります。
このように、きちんと形が整うことが大切ですが、気温や、原料の状態によっては思うように行かないこともあります。しかし、この工程まで行ってしまうと修正は効きません。ですので、この前工程である、捏ね工程での調整がより大切になります。
現場では、捏ね職人と成形職人と別々の事があり、お互いの仕事の段取りを考えるため、ここでお互いが良い仕事をして引き継いで行かなければ喧嘩になることもあります。それほど、自分の仕事に責任を持って取り組んでいます。
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